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紫貴「ありますよ。作りましょうか?」
真実「お願いします。
そう言えば、朝比奈さんと黒埼さん、何故、兄弟みたいな状態に?」
紫貴がカクテルを、礼緒菜、黒埼、刑部の順に作り始めた。
要「俺がれーちゃんをいじり倒した」
笑いながら言う。
礼緒菜「お兄ちゃんが、わたしが泣くまでいじり倒したんですよ!ひどいですよね(>_<)」
真実「隙があり過ぎるからよ、朝比奈さん」
紫貴「隙と言うより、天然じゃじゃ馬なんですよ」
言いながら、スクリュードライバーを礼緒菜に差し出す。
礼緒菜「さんきゅ~、紫貴♪
って、犬の次は馬かいっ!Σ(゜д゜lll)」
真実「そうですね、勢いづいた朝比奈さんを止めるのは難しいです」
くすっ、と笑う。
要「どうどう」
笑いながら言う。
紫貴がマティーニを黒埼に差し出した。
礼緒菜「だから、馬じゃないってば!」
軽く笑いながら、黒埼さんに拳を見せる。と、要が笑いながら止める振りをする。
要「ありがとう。紫貴ちゃん」
紫貴が刑部のカクテルの材料をシェーカーに入れてシャカシャカ振る。
礼緒菜「そう言えば、刑部さんとプライベートでこれだけ話すのって、初めてな気がする。いつも、仕事の話ばっかりで。
あ、おつまみ増やそう♪( ´▽`)」
DKに向かう。
礼緒菜「紫貴、ちょいとお邪魔するよ~(o^^o)」
紫貴「はいなー」
礼緒菜が鼻歌交じりで、カナッペやディップを作りながら
礼緒菜「そだ、刑部さんのご飯も作らなきゃ…」
そう言うと食料棚をガサガサ漁り、朝御飯を簡単に作りだした。
紫貴に向かって、小声で聞く。
礼緒菜「お兄ちゃん、本気で刑部さんにアタックするのかな」
紫貴「かもな」
言いながらシャンパングラスに注ぐ。
礼緒菜「刑部さんは落ちない気がする…」
そう言って、おつまみと食事を持って、リビングに戻る礼緒菜。
礼緒菜「お兄ちゃん、おつまみ。
刑部さん、ご飯をどうぞ(o^^o)」
真実「ありがとう。
緊張が解けたら、お腹が空いたわ」
紫貴「それはどうだろう? 神のみぞ知る……かもな」
礼緒菜に小声で応えながら、グラスにラムネを注ぎ入れていく。
真実が、朝御飯を一口食べて言う。
真実「朝比奈さん、料理が得意なのね。
早く、結婚したら良いのに」
毒舌なのか、感想なのかわからない言葉を吐いた。
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