第1章

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 委員会のせいで結局、僕は彼女の真意を聞くことは出来なかった。  それはとてもとても小さな変化で、ともすれば見逃してしまいそうな出来事だった。それでも小説の一ページ目をめくるように動き出した何かの息遣いを、僕はまだ気付いていなかったのだ。
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