本って不思議だよね、おもしろいもん

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・・・目を覚ますと、列車の中 向かいに、女の子が座っていた 手にはチケットが握られていた 優香 「おはよう、大丈夫?     顔色悪いよ?」    「大丈夫よ、さっきまで全力疾走してただけだから」 優香 「?」    『ただいまより、チケットの確認に伺います     チケットをお手元に用意してお待ちください』    「え、チケット??」 優香 「これよ、持ってないの?」    「私、こんな列車乗った覚えないし」 優香 「うーん、なんか紙無いの?     それ使って、このチケットの複製作りましょう」    「えぇ?!」 骸骨 『それはいけませんな』    「「?!!!」」 気づくと私たちの席の前で車掌の恰好をした骸骨がいた 優香 「貴様、いつのまに!!」 骸骨 『今です ワープしてきました』    「そんな、チート技使わないで!!」 骸骨 『というか、複製を作ろうとしていましたね』 優香 「そ、そのようなことあろうはずがございません」    「むっちゃ動揺してる」 優香 「言いがかりだ!! 複製を作ろうとしていた証拠がどこにある!!」 骸骨 『さっき言ってたじゃないですか』 優香 「それは何時! 何分! 何秒! 地球が何回まわったときー?!」    「子供かっ」 骸骨 『回ったとは自転と公転どちらですか』 優香 「申し訳ございませんでした」 骸骨 『私に勝とうなど図々しいにもほどがあるよ     片腹痛いわ』 優香 「うぅ・・・」    「あの、チケット無いんですが・・・」 骸骨 『大丈夫です、その本がチケットと同等のものです』    「え・・・」 優香 「なんだ、複製作ることなかったじゃん」 骸骨 『複製作ってたらあなたを永遠の闇ツアーにご招待します』 優香 「のーせんきゅー」 骸骨 『冗談です』 といって、骸骨車掌は次の車両へと歩いて行った その後、2人で話していると眠くなってきて寝てしまった
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