第三章

7/18
13348人が本棚に入れています
本棚に追加
/1104ページ
濡れた髪の毛をタオルで拭きながらリビングに入ってきた彼の恰好は、相変わらず服を着ておらず、腰にタオルを巻いただけの恰好。 その格好のまま藤崎雨が私に、 「真奈ちゃん、なんか飲む?」 話しかけてきた。 真奈ちゃんって… まだ知り合いになって、日も浅いってのに… なんて馴れ馴れしい男なんだ。 と、ツッコミを入れたいところだけど、今はそれよりも、 「すみませんが藤崎さん、服を着てもらえませんか」 目のやり場に困ってしまう…
/1104ページ

最初のコメントを投稿しよう!