第二章

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”時間を奪うことは、お金を奪うことと同じ” 私が言いたいことの本質はそれなんだけど、分別されてないゴミからその考えに至るのは、きっとお金に執着してる私だけなのかも。 普通の人は、そこまで時間やお金に執着してないだろうし… それを熱く語られても鬱陶しいだけ。 「すみません…余計な話をしてしまいました」 そう思った私は、熱く語ったことを謝った。 すると彼は、 「(だから私が、その横着な社員に代わってゴミを分別し、清掃員の時間を奪わないようにしたんです)って君は言いたかったんだろ」 私が言うのをやめた言葉を、口にした。
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