序章

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「あっあっ……レイン…もっと、もっと…」 壁一枚隔てた隣から聞こえてくる女の甘い声。 その甘い声の音量が上がるにつれ、ギシギシと軋むベッドの音量も上がっていく。 ちょっともう、勘弁して… 両耳を両手で押さえながら、私は布団の中に頭を突っ込む。 なんて男なの、藤崎雨(フジサキレイン) 毎回毎回、女を連れ込んで…飽きもせずイチャイチャと… 女ったらしの変態。 あーもう、ホント環境が劣悪だわ… 割りのいい仕事だけど… 考えた方がいいのかな?
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