13455人が本棚に入れています
本棚に追加
世の中は、やはりそんなに甘くなかった。
藤崎雨の住むマンションは、築三年というまだ新しいマンション。
そのマンションの505号室が、彼の部屋。
土曜日の朝八時。
私は、彼の部屋の呼び鈴を押す。
呼び鈴を押してから、数秒。
(ガチャ)
ドアが開いた。
その開いたドアの隙間から、フワッとシャンプーのいい香りが流れ出し、私の嗅覚を刺激。
そして、
「あっ…あのっ…」
私の目の前に現れた藤崎雨の恰好は、上半身裸で腰にはバスタオル。
髪も体も濡れていて、なんとも艶めかしい。
そんな彼の姿は、私の視覚を刺激し、私の心拍数を上昇させる。
最初のコメントを投稿しよう!