第一章

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今度の休みには何処かのんびりできる所にでも行こう。 そんな決心をして窓の外をぼんやり眺め続けた。 周りをチラリと見渡せば、他の乗客は荷物を抱え込みながら寝ていたり、音楽を聴きながら目を閉じていたりで、殆んど寝ているような状況。 地元と違って、都内の電車は寝てる人が多い。 皆疲れきった顔をしているし。 最初こそそんな事を思っていたが、いつの間にか自身も疲れた顔をしていて、誤魔化そうにも誤魔化せない疲れきった顔が向こう側の窓にうっすら写っていた。 うん。 本当にリフレッシュして楽しまなきゃ駄目だな。 …………………はぁ。 再び溜め息をついて目を閉じた。 降りる駅までまだまだだ。
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