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全ての問いを擲ってでも、私は老婆の背後に浮かび上がる青白い肌の男が怖かった。
見た瞬間からガタガタと全身が震えてる。
なんて言うんだっけ…こういうの。
私の五感があの優雅に笑む男は危険だと知らせてくる。
悪魔みたいだ。
黒い翼が彼には良く似合うだろう………。
彼は笑ってるのに、話し方も優雅で穏やかだ、なのにそれら全てが恐ろしくてたまらないのだ。
一字一句、脳に恐怖を植え込まれていく。
彼が闇の適合者?
老婆が知る限りで闇を適合して唯一まともだった人?
あれが…………
人間だったの?
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