99人が本棚に入れています
本棚に追加
「───────誰なの?」
老婆に聞いたんじゃない。
悪魔みたいな男と女神みたいな容姿の彼女に問うた。
「魔女だよ、遙か昔魔女狩り時代に産まれた本当の異端」
「ま…魔女?」
目を丸くしたのは言うまでもない。
普段の生活の中で自身をそんな風に呼ぶ人間がいたら、明らか異常だと思う。
鬼は確かにいた。
嫌になるくらい異次元の世界を体感した。
でも……………魔女って。
箒に跨がって空を飛んだり、黒猫と話したり魔法を使ったり。
う~ん……
私の魔女のイメージと目の前の美しい女性とでは余りにもギャップがありすぎる。
最初のコメントを投稿しよう!