第一章
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『次は──────────』 ハッと目を開ける。 意識が飛んでいたせいだろう、中々頭が覚醒しない。 ぼんやりする意識の中で私は急いで止まる駅を確認した。 「きさらぎ……………?」 首を傾げた。 こんな駅名は覚えにない。 寝過ごしたのだろうか?
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