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「お前もなかなかの成績だろ」
勇治はため息混じりに答えた。
圭一も彼が言うように学年上位の成績を誇る。
「まぁね。俺の夢は立派な医者になり難病に苦しむ人を多く救うことだから、これぐらいの成績を修めるのは当然だよ」
圭一は自慢げに答えた。
「難病に苦しむ人間を多く救うこが夢ね...あんたのそのような姿想像できないね」
「何だと川原?」
二人の会話に割って入ってきたのは川原奈々子。
かわいらしい女性だ。
彼女は勇治の幼馴染でもあり、彼が心許せる少ない人間の一人だ。
「うふふ、怒った?」
「当たり前だ」
ふんぞり返る姿はとてもその様には見えない。
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