第2章

10/81
前へ
/81ページ
次へ
彼 「・・・俺は別に、病気とかじゃねーからよ・・・」 マリー「病気じゃなくてもいいのよ?」 彼 「なんとなく、な・・・」 マリー「わかった。あなたのところの家賃って、特に高いわけじゃないのよ。だから、そうね、家賃代込みでいい?」 彼 「いいのか?」 ジョシュア「いいのかって、家賃どうするのさ?一日数ドルじゃ、家賃払えないよ?」 彼 「それは、また別に働いて・・・」 マリア「できるの?出来るかしら?今までできなかったでしょ?」 彼 「・・・・・・」 マリー「少し位、誰かに頼ってもいいのよ」 彼 「・・・悪いな、で、何からしたら良い?」 マリー「まずは、そうね、受付からお願いできないかしら?」 彼 「あぁ・・・俺は愛想ねーぞ?」 マリー「少しでいいのよ、実は明日、インタビューしたいって人が来るの、時間はお昼過ぎ位なのよ」 彼 「あー、その間、代わりをしてくれってことか」 マリー「ええ、駄目かしら?」 彼 「昼、、だな、いいぜ」 マリー「ありがとう」 マリー「そうだったわ、聞き忘れていたのだけれど、あなた、車は乗れる?」 彼 「ああ、大丈夫だぜ・・・ムショからでて、少し働いていたときに取ったからな・・・暫く乗ってねーけどな」 マリー「そう、よかったわ。もしかしたら、他にも頼むと思うから、お願いね。」 テオ 朝日の眩しさで眼を覚ます。 隣で寝ていたシルフィリアさんの姿はなかった。 おれは昨日の場所に行ってみた。 シルフィリア「おはよう、テオくん。よく、眠れた?」 テオ「はい、ありがとう、ございました」 シルフィリア「ううん、気にしないで・・・。私と一緒で、狭かったよね?ごめんね」 テオ「ぁ・・・また、、な、なんでも、ないです。大丈夫、でした」 シルフィリア「まってね、いま、ご飯用意するから。そこの椅子に座って待っててね」 テオ 頷いて席に着く、周りには同じように座っている、おれより小さい子供たちが4人いた。 その子供達は、おれのことを興味がありそうなキラキラした眼で見ていた。 シルフィリア「ごめんね、お待たせ」 テオ「あ、ありがとうございます」 シルフィリア「ゆっくり食べて」 テオ シルフィリアさんがそう言うと、おれを待っていたのか、他の子供たちも食べはじめる。 コーンポタージュにレタスとトマトのサラダ。それから、チーズとハムを挟んだサンドイッチだった。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加