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彼「面倒なのはごめんだ、帰ってくれ」
マリア「あっ!そんな事言わないで、少しだけでいいから!」
彼「しつこいぞ、帰れ!」
ジョシュア「おじさん、家賃かなり滞納してるんでしょ?」
彼「あ?・・・なんでそれを・・・」
マリア「大家さんから聞いたの」
ジョシュア「それで、もしよかったら、家に来ないかなぁ?、なんてね」
彼「は?家?何言ってんだお前ら」
ジョシュア「どう?おじさん、騙されたと思ってさ」
マリア「そうよ、寝るところと食事くらいは出せるわ!」
彼「・・・俺は・・・」
マリア「もう!うじうじ悩んで!男らしくないわね!」
彼「あんだと?」
ジョシュア「うじうじしてないって言うならさ、一緒にきなよ?。それとも、ボク達が怖い?」
彼 「は?馬鹿にするなよな、ガキの癖に・・・。連れて行けよ」
ジョシュア「はいはい、じゃ行こうよ、おじさん」
彼 「おじさんかよ・・・」
マリア「だって、名前教えてくれないじゃない!」
彼 「あぁ、俺の名前は・・・」
ジョシュア「ふ?ん、ま、おじさんでいいや、ボクはジョシュア」
マリア「わたしはマリアよ、よろしくね、おじ様」
彼 「はぁ、まぁ、いいか・・・」
マリア「さっ、着いたわ!」
彼 「ここがそうか」
ジョシュア「一名様ご案内?」
マリー「あら、その人が新しい人?」
マリア「ええそうよ!家賃滞納してるみたいだから、連れて来ちゃった!」
ジョシュア「ようこそ!小さな世界へ」
彼 「・・・小さな世界ね・・・どんなところなんだ?」
マリー「そうね、生活とかに困った人が来るところ、かしらね」
彼 「はぁーん・・・」
ジョシュア「じゃ、ボク達は向こう行ってるね」
マリア「そうね、行きましょう兄様」
マリー「ええ。・・・よかったら、少しこっちで話をしてもいい?」
彼 「ああ」
マリー「ここで話しましょう。座って」
彼 「ああ」
マリー「わたしは、ここの代表のマリーよ」
彼 「代表、ね」
マリー「まぁ、代表といってもたいしたことはしてないけれどね」
彼 「いいんじゃねーか?こういうことを自分から始めたってことだろ?」
マリー「そうね、切っ掛けはあったけど、それでも一人の力ではないわね」
彼 「そりゃな、一人でやるのは無理だろうな」
マリー「さ、なにから話しましょうか・・・」
彼 「・・・・・・」
マリー「まずは、そうね、あなたの事を聞かせてくれないかしら?」
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