第2章

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彼「面倒なのはごめんだ、帰ってくれ」 マリア「あっ!そんな事言わないで、少しだけでいいから!」 彼「しつこいぞ、帰れ!」 ジョシュア「おじさん、家賃かなり滞納してるんでしょ?」 彼「あ?・・・なんでそれを・・・」 マリア「大家さんから聞いたの」 ジョシュア「それで、もしよかったら、家に来ないかなぁ?、なんてね」 彼「は?家?何言ってんだお前ら」 ジョシュア「どう?おじさん、騙されたと思ってさ」 マリア「そうよ、寝るところと食事くらいは出せるわ!」 彼「・・・俺は・・・」 マリア「もう!うじうじ悩んで!男らしくないわね!」 彼「あんだと?」 ジョシュア「うじうじしてないって言うならさ、一緒にきなよ?。それとも、ボク達が怖い?」 彼 「は?馬鹿にするなよな、ガキの癖に・・・。連れて行けよ」 ジョシュア「はいはい、じゃ行こうよ、おじさん」 彼 「おじさんかよ・・・」 マリア「だって、名前教えてくれないじゃない!」 彼 「あぁ、俺の名前は・・・」 ジョシュア「ふ?ん、ま、おじさんでいいや、ボクはジョシュア」 マリア「わたしはマリアよ、よろしくね、おじ様」 彼 「はぁ、まぁ、いいか・・・」 マリア「さっ、着いたわ!」 彼 「ここがそうか」 ジョシュア「一名様ご案内?」 マリー「あら、その人が新しい人?」 マリア「ええそうよ!家賃滞納してるみたいだから、連れて来ちゃった!」 ジョシュア「ようこそ!小さな世界へ」 彼 「・・・小さな世界ね・・・どんなところなんだ?」 マリー「そうね、生活とかに困った人が来るところ、かしらね」 彼 「はぁーん・・・」 ジョシュア「じゃ、ボク達は向こう行ってるね」 マリア「そうね、行きましょう兄様」 マリー「ええ。・・・よかったら、少しこっちで話をしてもいい?」 彼 「ああ」 マリー「ここで話しましょう。座って」 彼 「ああ」 マリー「わたしは、ここの代表のマリーよ」 彼 「代表、ね」 マリー「まぁ、代表といってもたいしたことはしてないけれどね」 彼 「いいんじゃねーか?こういうことを自分から始めたってことだろ?」 マリー「そうね、切っ掛けはあったけど、それでも一人の力ではないわね」 彼 「そりゃな、一人でやるのは無理だろうな」 マリー「さ、なにから話しましょうか・・・」 彼 「・・・・・・」 マリー「まずは、そうね、あなたの事を聞かせてくれないかしら?」
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