国守の精霊

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ちょっと恥ずかしそうに、アラステア様と恋人繋ぎで寄り添ううららが一室に集まっていた。 俺たちの心配を返せ、と言いたくなるラブラブっぷりに、俺は遠くを見つめる事しかできない。 早く、エーリアルに会いたい……。 「レ」 「うららちゃん、て呼んで」 「ふふ、うららちゃん、でいいのかな?」 「う……あぅ……うん」 「聖剣の崩壊と、うららちゃんを守る為、私はどうもうららちゃんと同じ精霊になってしまったそうなんだ」 「えっと、それで、精霊としてのお告げです。 アラステアさ」 「うららちゃん?」 「う゛……」 か ん べ ん し て !? なに? だから、いつの間にそんな関係になったんだ?お父さん知らないぞ!?なんだこれお茶が甘いのか!?空気が甘いのか!? アラステア様は満面の笑みで、うららの顔は真っ赤だ。それでも恋人繋ぎをやめないっていうか……はぁ。 エーリアルに会いたいなぁ……。 「精霊としてのお告げです。アラステアが、王様の資格を無くしちゃったから、アラーナさん、王様……女王様?になるの?」 「アラーナは女王だね」 ね え 、 か ん べ ん し て !?
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