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アオイにぎゅっと抱きしめられた。
「ホントはうららちゃん、しんやの事が好きだったんだよね?」
うぇ?なんかめっちゃ誤解されてる!?
「横からちょっかい出してごめん !本当にごめん!」
よくわかんない誤解がどんどん広がってってる気がする。なんか変な汗が出る。
「まって、まってアオイ」
「しかもあたし最低……うららちゃんの邪魔しただけじゃなくて、うららちゃんの大切なしんや……じゃない、しんや君まで傷つけた……ホントごめんなさい!!」
「アオイは悪くない」
かっこ、キリッ、かっことじる、まる。
あー、この感じじゃ、しんちゃんもどうやら大真面目だ。
カンベンして!
「俺はアオイの事を好きでもないのに調子のって、付き合おうとした。
手は出して無かった、それは誓える……でも、一歩間違えば傷つける結果になってた。
ごめんな……アオイはうららの親友なのに」
「だから、二人ともなんでアタシに謝る!?」
一体これは何の茶番!?
二人が付き合ったり別れたりするのはわかる。高校生だもん。それは、わかる。
なんで二人はアタシに向かって謝ってくるの???
全く、さっぱりわからないんだけど!!!!
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