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カリン島
0080初にジオン公国と地球連邦政府との間に終戦協定が結ばれて戦争は一応の終結を見せた。
だが、地球連邦政府の放漫な政治に対する不満、ジオン再興を目論む残党たちの暗躍などの理由によって各地では歴史に残らないレベルの小競り合いが続いており、本当の平和が訪れたとはいえない不安な世界情勢が続いていた。
0081夏。カリン島には戦争で家や親を失った孤児たちが流れて着いて自給自足の生活をしていた。自給自足だから満足のいく生活はできないが、それでも弱い者同士助け合って楽しく暮らしていた。
「今日もいい天気。海がキレイだ。みんな、今日もがんばるよ」
ショートカットの似合う勝ち気な少女が子供たちに今日やることを指示している。子供たちは嬉しそうにやることを確認している。
カリン島の一日は朝の体操から始まる。
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