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「ちよっとぉ。私たちが危ない目に合ってるのに、なにやってんのよ。」
プリプリ怒りながら女性陣が帰って来た。
「まぁ、これでも飲んで落ち着けや。」
浦西が女性陣にワンカッブを配る。
「これってお酒よね?」茜が警戒している。
「大丈夫なの?」陽葵も目を丸くしている。
「えっ、貴女達は飲まないの?」
隣では香澄と寧々が既に始めていた。
「月桂冠ですよね。これ飲みやすいんですよ。」真っ先に手をつけたのはあやめ。
「亀井くんもやってるし、いいよね。」未来が続く。
「もう、バレたら責任とってよ。」
「私初めてなんだけど…。コクリ。なにこれ?美味しい。」
「やべ、ストックあったかな?」
ていうか、浦西どれだけ買ってきたんだよ。
俺達のベンチには大量のワンカップ瓶が転がるのであった。
浦西が何処かに電話する。
「大作、後処理頼む。」
数分後、ビニール袋を片手に、宮田大作が颯爽と現れた。
「う、浦西さん、こりゃまた大量に…。ん?なんで嶋田達が一緒に?」
ことの成り行きを説明すると、「うちも既に集めているぞ。」とボタンを見せてきた。
「確か宮田くんの班って…。」顔を赤くしたあやめが少し考えて、「あっ、聖子ちゃん目当てですね。」と納得した。
宮田は浦西一家の上月亜依ちゃんと組んでいる。この娘も浦西一家では上位を争う可愛さだ。
これに合流したのが、優と聖子の美男美女、年上恋人コンビだ。
当然声をかけてくる輩は多いだろう。しかし、武人倉本優と(紙飛行機の鉄人は破壊的な握力を持つ)将軍クローの宮田(ゆでたまご先生作、キン肉マンの悪魔将軍の必殺技。バッファローマンをKO寸前まで追い込んだ)のコンビに、あえなく撃沈。ボタンを刈られたのだ。
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