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「むぅぅぅぅぅ。」不機嫌な茜をよそに哲也を起こす。
「うぅ、頭が痛いぞ。」どうやら二日酔いの哲也。ペチペチほっぺを叩いてなんとか起こす。
「さて、どうしようか。」
改めて時計を見る。現在19時30分。
ホテルに集合が18時。食事が19時だから絶望的だ。
Goo○leマップを使って現在地を確認する。
ホテルから約三キロ。帰れない距離ではないが…。
「お腹すいたぁ。」茜がお腹を擦る。
確かに酒盛りをしたのが10時くらい。つまみに何かしら食べたが、それ以降口にしていない。
「どうせホテルでも食べられないんだからなんか食べていこうぜ。 」
「お前ら金あるのか?」唯一まともな哲也。
「それなら心配ありません。これが使えるところなら。」と言って黒いカードを出すあやめ。
「おい、これ…。」「これが伝説のブラックカードか?」「流石あやめ。早く行こうよ。」
あやめに礼をいって歩き出す。
「茜ちゃんはなに食べたいの?」
「やっぱり肉?」
「なら肉匠 迎賓館に行こうよ。」
「あやめちゃん知っているところか?」
「ええ、奈良に来たときはよく利用するからねら、」
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