第1章

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食事する場所は雨の日以外は屋上 最近昼休み中は間宮と聡太が2人で話してるので、自然と蓮田と話す機会が増える 「蓮田ぁ~」 「なに?」 「それ一口ちょーだい」 「ん」 蓮田は口数は多くないが喋らないわけではないし、一緒にいると楽なので別にその事に文句はない ただ、蓮田はどう思ってるのか分からないので申し訳なく思う 「相変わらずお前の弁当うまいなぁ」 「そうか」 「ごめんなぁ」 「別に、まだあるからいい」 「ん、それもだけど間宮と最近話せてないだろ? 元々蓮田のだったのに悪いと思って」 「席近いし今でも普通に話してる それに、間宮は俺のじゃない」 「あ、蓮田の友人って意味ね」 「別に気にしてない」 「そっか」 「そもそもお前が謝ることじゃないだろ」 「うーん、そうかもしれないけどー 俺は蓮田といるの落ち着くからいいけど、蓮田は俺といるの嫌かなー?って ほら、食事中でも俺うるさいし気心しれた相手の方がいいじゃん? だから俺ばっかり楽してるみたいで罪悪感?みたいな」 「俺は嫌なら会話してないし、一緒に飯なんて食わない」 「そっかぁ~良かったー」 間宮のこと気にしてないみたいだし、俺も嫌われてないみたいだしよかった
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