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今日の現場は、会社から近くの森林だ。
途中にガソリンスタンドがあったな。給油していくか。今いくら持っていたかな。オレは運転をしたまま、尻ポケットに入れた財布を取り出そうとした。
一瞬気が逸れた。
こんな田舎の道に、そうそう危険なことはあるわけはないという油断もあった。
「あっ!」頭よりも足が動いた。反射的にブレーキを踏む。車は激しい音を立てて、止まった。
やっべえ。オレはすぐさまドアから飛び出た。
「大丈夫ですか!」
オレは怒鳴った。とんでもないことをした、どうしようという気持ちが湧いてきた。
会社から出てしばらく平坦な道を来た、周りには何もない場所。オレの車の前には若い男が倒れていた。
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