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風見は、九条の悲鳴が聞えて、振り返る。
そこには、倒れている巫女服姿の少女と見たことの自分のズボンがあった。
風見は、トランクスだけになっているのを気づき、急いで九条の前に落ちている。ズボンを手に取る。
美香は、その瞬間を目にしてしまい。悲鳴をあげる。
「きゃ~この変態!!」
美香は、赤面しながら風見を蹴る!!
「うわぁ!!」
風見は美香に蹴られた事により、ズボンと一緒に落とし穴に落ちる。
風見は滑り落ちるように落ちていった・・・。
美香は、九条が地面に倒れている事に気づき、手を差し伸べる。
「あれ?風見が消えた・・・?まぁいいや。九条さん大丈夫?」
「いたたぁ~。は~い大丈夫ですよ~。」
九条は美香の手を借りて、起き上がる。
「あれ?風見さん・・・さっきまでいたのに何処にいったんですかぁ~?」
九条は風見が落とし穴に落ちたの気づいていない。
「さぁ~?知らないよあんな奴!!ほっといて、ペンションで紅茶でも飲もう!」
美香は、自分が風見を蹴った事は分かっていたが、落とし穴に落ちた事は知らなかった。
美香は九条の手を取りペンションに入っていった。
「痛い・・・。なんでこんな目に・・・。」
落とし穴に落ちた風見は、ズボンを履き直し上を見上げる・・・。
「これは・・・また深く掘りましたね美香さん・・・。」
「多分・・・二人は、ペンションに行きましたか・・・。」
風見は、さっきの状況を思い出して状況整理をする。
「コレは・・・出られないパターンですかね・・・?」
風見は、少し考えている。
「おやぁ~?こんな所にお・と・し・あ・な・が!あるねぇ~。」
西島はたった今ペンションに着いたようだ。
「美香ちゃん・・・。また罠仕掛けたのねぇ~。」
西島は落とし穴を覗き込む。
「おやぁ~。風見坊じゃないか!もしかして、落ちちゃったの??」
西島は風見を見つけて、笑っていた。
「西島さん!落ちたのではなく、落とされたんです!早く助けてください!!」
「え?」
西島は、風見を助ける気がないようだ・・・。
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