第二章「集合地」

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風見は、九条の悲鳴が聞えて、振り返る。 そこには、倒れている巫女服姿の少女と見たことの自分のズボンがあった。 風見は、トランクスだけになっているのを気づき、急いで九条の前に落ちている。ズボンを手に取る。 美香は、その瞬間を目にしてしまい。悲鳴をあげる。 「きゃ~この変態!!」 美香は、赤面しながら風見を蹴る!! 「うわぁ!!」 風見は美香に蹴られた事により、ズボンと一緒に落とし穴に落ちる。 風見は滑り落ちるように落ちていった・・・。 美香は、九条が地面に倒れている事に気づき、手を差し伸べる。 「あれ?風見が消えた・・・?まぁいいや。九条さん大丈夫?」 「いたたぁ~。は~い大丈夫ですよ~。」 九条は美香の手を借りて、起き上がる。 「あれ?風見さん・・・さっきまでいたのに何処にいったんですかぁ~?」 九条は風見が落とし穴に落ちたの気づいていない。 「さぁ~?知らないよあんな奴!!ほっといて、ペンションで紅茶でも飲もう!」 美香は、自分が風見を蹴った事は分かっていたが、落とし穴に落ちた事は知らなかった。 美香は九条の手を取りペンションに入っていった。 「痛い・・・。なんでこんな目に・・・。」 落とし穴に落ちた風見は、ズボンを履き直し上を見上げる・・・。 「これは・・・また深く掘りましたね美香さん・・・。」 「多分・・・二人は、ペンションに行きましたか・・・。」 風見は、さっきの状況を思い出して状況整理をする。 「コレは・・・出られないパターンですかね・・・?」 風見は、少し考えている。 「おやぁ~?こんな所にお・と・し・あ・な・が!あるねぇ~。」 西島はたった今ペンションに着いたようだ。 「美香ちゃん・・・。また罠仕掛けたのねぇ~。」 西島は落とし穴を覗き込む。 「おやぁ~。風見坊じゃないか!もしかして、落ちちゃったの??」 西島は風見を見つけて、笑っていた。 「西島さん!落ちたのではなく、落とされたんです!早く助けてください!!」 「え?」 西島は、風見を助ける気がないようだ・・・。
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