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特に決めているわけではないが、3日にいっぺん、だいたいこの時間、昼飯後にリビングの掃除に入る。
いつもながらの掃除機の不快な騒音を聞きながら、もうそろそろ終わろと言う時
「ピンポーン」
インターホーンが鳴った。
その瞬間、唄子は嫌な顔つきになった。
この時間帯、割りと招かざる客、つまり、セールスマンの訪問が多い。
以前住んでいたアパートでは、少なかったことだが、しかし出ない訳もいかず
「はーい」
唄子は、掃除機のスイッチをオフにし、玄関ドアを開けた。
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