第4話 中京記念

★臨戦過程

中京芝1600mで行われる中京記念はサマーマイルシリーズの開幕戦。

過去データを眺めてお分かりの通り毎年荒れまくっている重賞ですが、問題は新中京競馬場に変わってからまだ3年しか経過していないこと。

要するに実質的には3年分のデータしか存在しない訳で、過去データを中心に予想する私のスタイルからは非常に難解な重賞と言わざるを得ないものの、馬連でさえ13～14年と2年連続2万馬券を叩き出している重賞でもあり、今週はこのレースの攻略を目指したいと思います。

今回は中京記念の好走ローテを確認してみますが、この2年間で気になる傾向は以下の2点。

(1) 前走米子Ｓ組

わずか3年間だけのデータとはいえ、最初に気づくのは前走米子Ｓ組がまずまずの好成績を挙げていること。

14年

米子Ｓ組の好走馬なし

※前走米子Ｓ組は3頭出走

13年

②ミッキードリーム（前走米子Ｓ9番人気6着）13番人気

＊前走米子Ｓ組は2頭出走

12年

①フラガラッハ（前走米子Ｓ11番人気1着）5番人気

②ショウリュウムーン（前走米子Ｓ1番人気15着）6番人気

＊前走米子Ｓ組は8頭出走

※丸数字は中京記念の着順を示します。

この3年間で前走米子Ｓ組の成績は1-2-0-10と3着内率は23.1%。

それほど突出した成績という訳ではありませんが、12～13年に馬券に絡んだ3頭が全て穴馬というのは非常に面白い。

今年も前走米子Ｓ組が穴を開ける可能性もあり、要注意と言えそうですね。

さっそく今年の出走登録馬の中から前走米子Ｓ組を探すと、以下の2頭が該当していました。

②オリービン
⑤ナリタスーパーワン

※丸数字は米子Ｓの着順を示します。

この2頭のうち米子Ｓで連対しているオリービンは、少なくとも軽視できないだろうと考えています。