川内原発再稼働

1/12
前へ
/32ページ
次へ

川内原発再稼働

川内原発が再稼働した。 核の10万年に及ぶゴミが、又、大量生産される。 火山噴火の中で最凶のカルデラ噴火(火山の爆発で周辺が陥没する巨大噴火)の後で、現在も活発に噴火している桜島は、その巨大カルデラの本の1部でしかない。 鹿児島湾は、巨大カルデラの後だと言っても良いくらいのカルデラ噴火が起こったのだが、直ぐ近くには阿蘇山という、これ又巨大なカルデラがある。 そんな場所に原発を造り、稼働させるとは…… 巨大カルデラ噴火の可能性は1%だと言われているのだが、あの阪神淡路大震災も、同じ確率だったというのだから、未来に責任を持とうと考えるなら、早く廃棄するのが当然だと思う。 再稼働で、街が活性化するから賛成だという地元民の方が居たが、再稼働の代わりに廃棄作業の開始をしても、地元は活性化すると思うが、どうだろう。 解体と、それに伴う封印という、時間が掛かる事業の継続は、実際には僅かなタイムラグでしか無い。 再稼働した原発も、以後の百年も稼働出来る訳では無いのだ。 なら、郷土を愛する地元民としては、たかだか30年未満の活性化を選択するべきでは無いと思う。 世界的にも、核のゴミの最終処分場は決まっていないのが現実で、俺は、福島原発の敷地を活用するしか方法は無いと思うのだ。 万が一を考えて、海底方向に掘り進める。 深さは地下数百メートルは必要かも知れない。 そこから巨大トンネルを堅牢に造り、コンクリートの劣化も考慮したら、常にトンネルを掘り進めて、貯蔵場所を変更して10万年を安全に保管しなければならないのだ。 後の方法は、宇宙に放り出し廃棄するしか無い。 太陽は核融合で輝いているのだから、他の恒星に撃ち込むのが確実な処理方法という事になる。 だが、この廃棄方法は、コストが非常に高い。 廃棄物からの放射線を防ぐ為のカバーの重さは、多分廃棄物の数倍から数十倍になるだろう。 それを載せるロケットは、最大級の物でも、廃棄物を数百キロは運べないと思うから、そう考えたら、この方法は実行不可能だと思われる。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加