過去編

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『この学校って本当に差別があるの?』 陽の問いに梓は苦笑する 「無いよ 。噂だから 、さ」 梓の話は陽にとっては嘘に聞こえた。 「ホントの事教えてよ神崎せんせー」 詩織の目がいきなり鋭くなった 噂好きな詩織も真実を知りたいみたいだ 『詩織……』 「実はあたしも知りたいと思っててさ」 頬を掻きながら笑って言う そんな姿が陽には心強く思えた 「2人にお願いがあるの」 陽と詩織は息を呑んだ 「この学校の差別化を無くして。」 陽と詩織の目は先程より鋭くなった 梓は涙目になり言う 「私じゃ出来ないことなの。 生徒に頼んじゃいけないと分かってるけど 貴方達にならって信じてるからお願い____」 「神崎先生」 『私達が絶対辞めさせてみせますから!!』 2人は微笑んで言った
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