第1章

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「こちらがオトモの『クー』になります」 「よろしくだにゃ」 メリアの紹介に合わせて手を上げる。 「にゃ?今この子『にゃ』って言わなかった?」 フードを被った可愛い女の子は俺を持ち上げて首を傾げた。 「言ったにゃ」 「…クマ、だよね?」 「見た目はクマだにゃ」 「…てか喋るんだね、どういう仕組みなんだろ…?」 上に持ち上げながら角度を変えたりして俺を観察する。
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