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コナン
「じゃぁ、いつになったら帰れるの?土曜日にみんなとキャンプに行くって約束したのに…それに、ただの風邪でしょ?
帰れないっておかしいよ…」
小五郎
「コナン…よく聞け!先生が言うにはお前の頭の中に何らかの病気が潜んでいるかもしれないんだ…左手がおかしいのはそのせいかもしれない。だから、明後日の金曜日に検査をして病気の原因をみつけないと治療は出来ない。治療が出来ないという事は左手は治らないという事だ。だから、検査を受けてくれるな?」
コナン
「うん。」
コナンはいつもの小五郎から見られない真剣な表情に驚きながらも返事をした。
コナン
「その代わり…どんな重い病気でも僕に隠さず教えて欲しい。僕はどんな病気でも立ち向かって闘うつもりだから…検査をしないといけないって事は何か重い病気があるかもしれないんでしょ?ほら、昔から言うでしょ?敵を知らないと闘えないって…
だから、教えてね?」
蘭
「コナンくん…」
小五郎
「ああ…分かった。」
小五郎はコナンに病気の事を包み隠さず話すと約束した。
そして夕方になり、坂本医師がコナンの病室に入って来た。
坂本
「コナンくん気が付いたかい?
はじめまして、僕は君の主治医の坂本です。よろしくね。」
コナン
「よろしく…」
坂本
「ところで検査の事、聞いたかな?」
コナン
「うん。さっき小五郎おじさんから聞いたよ。」
坂本
「そうか…じゃぁ、診察するね。聴診器で呼吸の状態を調べるから服をあげてくれる?」
コナンは服を胸まであげた。
坂本医師はコナンの胸に聴診器を当て、呼吸状態を聞いた。
聞き終わると坂本医師は聴診器を直し、コナンに"大丈夫だよ”と言って病室を出た。
そして、暫くすると夕食が運ばれて来た。
コナンは夕食を食べ、漸く蘭たちと話してると面会時間が過ぎ、蘭たちは帰って行った。
コナンは蘭たちが帰った後、眠りに就いた。
第1話{発症}
END
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