2.不思議な転入生

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唯「静かにして!」 唯の声にみんなが静かになる。 それを確認し“それじゃあ自己紹介してもらうわね。”そう言って転入生の2人を見た。 転入生の2人はそれを合図に自己紹介をする。 「真崎 琉(まざき りゅう)。よろしく」 そのまま微笑む。 「真崎 愁(まざき しゅう)。よろしくね」 また愁も微笑む。 2人の微笑みに何人かの女子が鼻血を出してバタバタと倒れた。 そのうち数人は保健室に運ばれていた。 唯「あらら…。仕方ないわね…。それより2人の席は…。蘭さんたちの隣が空いてるわね…」 唯がそう言っている間に琉は蘭の隣の席に、愁は凛の隣の席についていた。 その途中黙々と進んでいた2人だが誰にも気づかれない声で“見つけた”と呟いていた。 唯「あっ…席に着いたのね。それじゃあ次の授業の準備をしておくように」 そう言って教室を出て行った。
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