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「まさか、一十三くんが、第二の神人合一の境地を会得するとは・・・」
雹が慌てて、一十三に攻撃を仕掛ける。
凄まじいラッシュだが、
一十三は微笑みながら、軽くギリギリで避けている。
そして、ポーンと、後ろへ宙返りをしながら、
雹と距離を取りつつ、同時にオリハルコン・ツイスターの構えに入る。
雹は、自分の闘氣を限界まで高める。
一十三の右手の白い閃光が、
黄金色に変化し、極限まで大きくなってゆく!
全世界の人々が祈り、願う!
「勝って!一十三ちゃん!」
「一十三ねえちゃん、雹をやっつけて!」
「一十三くん!雹を倒してくれ!」
瞬間、一十三の右手が爆発したのかと思えるくらいに、
黄金の閃光が球体に膨張する!
そして、最後のオリハルコン・ツイスターが放たれる!
莫迦でかい閃光弾が、正確に雹の心臓を貫いた!
まるで巨大な彗星の様だ。
雹の体が後方へ吹き飛び、心臓を中心に、大きな風穴が開いた。
穴から大量の血がほとばしり、雹の体が四散した。
まさに、第二の神人合一の境地に到達した一十三の爆発的なエネルギーが、
オリハルコンに凝結し、ツイスターとなって、雹の肉体を粉砕したのだ!
その瞬間、全世界から、歓喜の声が沸き上がった!
特練棟のメンバーも、葉子も、姿も、
一十三に駆け寄り、抱きしめ、胴上げした。
ほっとしたのか、一十三はそのまま、意識を失ったのだった。
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