第6話 隣の芝生…

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そのアイラインの引き方が、 ここに目があるだろう! みたいな、 脅迫しているような 引き方だったので 珍しく覚えていた。 “カーリーって インド神話の神様だよね。 破壊と殺戮の女神。 名前からして怖いから 近寄りたくないのに、 なんで弟子リットルは 行くかなぁ~” そちら方面の 占いを学んだので その名前なのかと 思うかもしれないが、 朱里にはそれだけでは ない気がした。 が、もともと他人の詮索が 好きではないので、 考えを丸めて 後ろに投げ捨てた。 だが、気持ちは晴れなかった。
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