第6話 隣の芝生…

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そう言って笑う二人を見た。 ひとりは、 元気よく話す子、 もう一人は それに頷いている子。 お決まりの 組み合わせだと思った。 「でも若い人の活躍って 意味深だね」 「うん、そうだね」 「もしかして 彼とデート出来ちゃうかな」 「お待たせしました。 あれ?いない?」 「あ、ヨシキさん、 こちらで待って頂いたから」 ドタドタと足音を立てて 戻って来たヨシキは 荒れた息を 整えながら顔を出した。 当たり前の事だが、 朱里は他人の前では 彼の事は、さん付けで呼ぶ。 二人に頭を下げ、 遅れたことを詫びながら、 まずヨシキは元気な子から 占うと言った。
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