第6話 隣の芝生…

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「え~? 別に一緒だっていいのに」 「いえいえ、 もし万が一、お二人の未来が 同じようにラッキーじゃなくて 違ったら嫌じゃないですか。 それに聞かれたくない事も あるかもしれないじゃない? これからの事だもの」 笑顔で少し諭すような 言い方をするヨシキに、 二人は恥ずかしそうに 顔を赤らめて、 ぎこちなく頷いた。 隣からする 元気な声を聞きながら、 朱里は少し笑った。 「へぇ、別々に見るって 知っていたんだ。 やるね弟子リットル」 彼の言うように、 何人で来たとしても 一人ずつ鑑定する。 もし片方が良い未来で、 もう片方が 最悪であったとしたら、 取り返しがつかない事になる。 恋人同士の場合でも、 いくら結婚が 予定されていても そうするのが基本だった。
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