第6話 隣の芝生…

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共振と言う 言葉があるように、 ある程度の力が あるものが並ぶと お互いに力が増幅 されてしまう事がある。 彼はその秘めたる力を 自覚していないのか、 あるいは朱里の持つ力が それを 引き出してしまったのか、 だが、見えた事は 多分当たっているだろう。 カーリーの事も 気がかりだったが先に こちらから聞くことにした。 「ヨシキさん、 あなたの家系は 神社とかに関係が ありますか?」 その言葉に ヨシキの笑顔が消えた。 今まで近くにいても 感じ取らせなかったのは、 おそらく彼が隠していたせい かもしれない。 そうだとしたら彼も力が あると言う事だ。
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