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「ううん、
そう言うのは
個人の事に
立ち入る事なので、
失礼なので聞かない。
と言って、
今は聞いちゃったけどね。
さて、お昼に行こうかな」
タカさんの背後に
憑いていた女性を
思い出して納得しながら、
よっこらしょと
声を出して腰を上げた
朱里にヨシキが並んだ。
歩道や車道の上に
大きく茂った街路樹は、
その葉を少しずつ黄色く
染め始めていた。
「では朱里さん、
僕から質問、いいですか?
朱里さんのその肩にいる
白いものは何ですか?」
ふふ、と朱里が
笑うのが判った。
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