第6話 隣の芝生…

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「ううん、 そう言うのは 個人の事に 立ち入る事なので、 失礼なので聞かない。 と言って、 今は聞いちゃったけどね。 さて、お昼に行こうかな」 タカさんの背後に 憑いていた女性を 思い出して納得しながら、 よっこらしょと 声を出して腰を上げた 朱里にヨシキが並んだ。 歩道や車道の上に 大きく茂った街路樹は、 その葉を少しずつ黄色く 染め始めていた。 「では朱里さん、 僕から質問、いいですか? 朱里さんのその肩にいる 白いものは何ですか?」 ふふ、と朱里が 笑うのが判った。
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