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こうすると少女と
同じくらいの
高さに顔が来る。
それに少女は満足げな、
でも、母親が
見えないせいか、何処か
気もそぞろの様子だった。
朱里は
外にいて見ていたので、
この子が先ほど
占い所に訪れた
親子だと判っていた。
きっと母親は誰かに
観てもらっている最中で、
その内容は子供には
退屈なのだろう。
暇そうに
ぼんやりとしていた
変なオバサンに近寄って、
いきなり話しかけても
逃げずに相手を
してくれたので
少女には丁度
良かったかもしれない。
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