第7話 かぶせ物

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こうすると少女と 同じくらいの 高さに顔が来る。 それに少女は満足げな、 でも、母親が 見えないせいか、何処か 気もそぞろの様子だった。 朱里は 外にいて見ていたので、 この子が先ほど 占い所に訪れた 親子だと判っていた。 きっと母親は誰かに 観てもらっている最中で、 その内容は子供には 退屈なのだろう。 暇そうに ぼんやりとしていた 変なオバサンに近寄って、 いきなり話しかけても 逃げずに相手を してくれたので 少女には丁度 良かったかもしれない。
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