第7話 かぶせ物

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「またお悩みが出来ましたら お越し下さい。あ、それよりも ご家族に打ち明けられる方が ずっとお力になると思いますよ。 アヤカちゃん、ばいばい」 「あのお金は?」 「休憩時間の お茶飲み話ですから。 付き合って下さって ありがとうございました」 そう言うと朱里は 待っていたヨシキと合流して 占い所に入った。 中はほんのり温かく、 解凍されるお肉の 気分になりながら朱里は いつもの場所に腰かけた。 「はぁ~、あったか~いぃ」 「またお金も取らないで やっちゃったんですか?」 「だって鑑定じゃないもん」 「思いっきり 観てたじゃないですか。 小児殺まで観て」
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