第8話 その後に…

22/37
前へ
/417ページ
次へ
「そうですよね。 確かに私、こう、 抱き締めるみたいに したいなって思ってましたもの。 それではいけないんですね。 気を付けます」 「過保護か?おいおい」 「だって、かわいいじゃない」 見ているとこちらまでもが 幸せになるような二人の姿に 見入っていると、 ヨシキの姿が見えたので、 それを機に、二人とは別れた。 慌てて駆けて行くと、 ヨシキは怒ったような顔を していたのだが、 次第に力のない顔つきになって、 朱里はその顔をのぞき上げた。
/417ページ

最初のコメントを投稿しよう!

110人が本棚に入れています
本棚に追加