第8話 その後に…

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「甘すぎっ! さすが練乳入りの ミニマムコーヒーだぁ~」 「…朱里さんはいいなぁ。 清々としてて、何言われても 動じないみたいだし」 「あぁ、あれね」 力ないヨシキの言葉に 朱里は苦笑いでいた。 あれほど近くにずっといれば、 誰が何を言っているかも 判って来る。 当然、朱里は 自分に向けられていた 嘲笑も気が付いていたので、 あっけらかんと言った。 「あれは私が受け取るべき、 他人が私を見た時の反応だよ。 いつもの事だからなぁ」 先ほどの若い夫婦のように、 その人の盤には、 外部からは こういう風に見られますよ、 という姿も示されている。
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