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「年寄りにはムリムリ。
諦めちゃうもんね~」
「朱里さんって」
「んあ?まだ何か言う?
面倒くさい奴だな、
じゃ、この超甘い
ミニマムコーヒーを飲みなさい。
胃が甘さで踊り出す事、
請け合いです。
ついでに気持ちも
浮かれますよ~。
その後で頂いた
胃薬を飲みましょう」
そう冗談めかして言って
笑う朱里をヨシキは
黙って見つめていた。
あれから
仲直りも出来ないままに、
マリさんは占い所を
辞めて行ってしまっていた。
本当なら今日のここには
マリさんと一緒に
来るはずだった。
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