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朱里を何とかなだめて、
帰り支度をしている
ヨシキの目にグラマーな
女性が入って来た。
ピンヒールをはいて
颯爽と歩くさまは
モデルの様で、
つい、ヨシキは
朱里に言った。
「朱里さんも
あのくらいどうですか?
いつもズボンじゃなくて、
たまには膝丈のスカートでも
はいてみたら」
「ん?ほんとに
懲りないねぇ~」
それに朱里は
内心ため息だった。
マリさんが辞める時に
教えてくれたのは、
ヨシキのそう言う
目移りしやすい性質を
嫌がっていたからだった。
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