第8話 その後に…

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「どんなに小粒でも ダイヤには違いないでしょ? その価値を知らないのは 自分だけだよ。 あ、それ買いま~す。 まってぇ~」 返す言葉もない ヨシキをそこに、 慌てて走り出した 朱里の前に、 黒いスーツを着た 若そうな男が立っていた。 遊び心満載の広場の中に、 黒一色の二人の姿は 浮いて見えたが、 朱里は彼を見て 嬉しそうな笑顔を見せた。 「あ、先生こんにちは。 ちょっと待って下さい、 あれが欲しくって」
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