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「相変わらずですねぇ。
今日はこの前の件の
お返事を伺おうと
思って参りました。
とは言え、
お客さんが一番多くて
近寄れなかったんですけどね」
「ありゃ、良くご存じで」
「ふっふっふ~、
任せて下さい。
今回のイベントで当校は
理事クラスだったんですよ。
上から拝見しておりました」
そう言うと彼は
ちょっと肩を
そびやかして見せた。
朱里はお客さんの差し出す
アンケート用紙の
心配事欄をメインに
占うやり方をしていたので
時間が少なく、
そしてそれ故に占う
件数が多かった。
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