第9話 鶏肉料理

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いつものように、 道端の植え込みの 柵に腰かけて、 おにぎりを食べながら 言う朱里は、 どこか楽しそうだった。 「全員卒業はどうかなぁ。 先生はこういうのに 向かない星があるって 言っていたんだよね。 それにあてはまるのが 二人いたけど、 ほんとに最後は 来なくなっちゃって、 どうしたかなぁ。 仕事が忙しいとか 言っていたけどね」 のんびりとした口調で そう言う朱里の視線が 占い所の方に向けられた。 小さな体をした男性が 立って、看板を見ていた。 はじめて訪れるお客は、 あぁして看板を見て 気に入った占い師の所に 入って行く。 「お客さんですね?」 「そうかな…」
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