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強度に一抹の
不安がある床の上で
二人がせわしく
動いていた振動で、
後ろに置かれた
パソコンの画面が
スリープから
もとに戻って表示していた。
そこには占いの仕方などが
書かれていた。
それを見られた朱里は
仕方ないなと言う顔で言った。
「この前会ったでしょう?
ハセクラさん。
あの人は、
私が通っていた学校の
事務長さんなの。
今度、
お休みする先生の代講を
私が頼まれていたので、
作っていた訳。
本当はホワイトボードに
書くんだけど、録画されると
見難いし、書くのも面倒なので、
これでやろうと思ってさ」
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