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「そう思いませんか?朱里さん」
「はぁ、それは大変ですね」
十一月に入った。
朱里が密かに言っていた
かぼちゃの祭典、
正しくは
ハロウィンと言われる、
が、あっさりと終わると、
街のディスプレイは一気に
クリスマスに変わる。
そうするとどこからともなく
聞こえてくるのは、
クリスマスを一緒に過ごす
相手の事だった。
テレビでも
取り上げられたりするが、
なぜ二人でいないと
いけないのかと
ヨシキが聞いて来るので
生返事で返していたら、
大きくため息をつかれた。
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