110人が本棚に入れています
本棚に追加
/417ページ
「吹き飛ばされそうだ。
って若者が年寄りに聞く事?
逆でしょ」
「まったく。
朱里さんはどうなんですか?
ご家族と?」
「単にケーキを食べる日に
なっている気がする」
「色気より食い気ですか?」
「こんにちは。
近くまで来て姿が見えたので」
二人はいつもの道路わきの
植え込みの柵に腰かけて
コーヒーを飲んでいたのだが、
そこにやって来たハセクラは
にこやかに挨拶をして来た。
「あら、こんにちは。
今日はこれからですか?」
「はい、今日は遅番ですので」
最初のコメントを投稿しよう!