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「貴女の星は、
例えると若木なんです。
まだ伸びるんですよ。
そして今ここで
精一杯伸びておかないと
いけないのです。
これからの人生を
楽に迎える為に」
そう、いつものように
静かに言い置いた
朱里の前に座るのは、
ヨシキに占ってもらった
あの女性だった。
ヨシキには
二人が
似ているように見えたが、
こうして揃ってみると
明らかに違った。
俯き加減で
髪も乱れたままの彼女は
自分が犯した事に
初めは呆然としていた。
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