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「こんにちは。
また来ました」
いきなり現れたハセクラは
持っていたチラシを
朱里に差し出した。
にこやかな笑顔は
暗い雰囲気を
吹き飛ばすようにも思えた。
ランチサービスと書かれた
レストランのメニューが
写真付きで載っている
それを見て、
朱里は
隣のヨシキに差し出した。
「あのね、ヨシキさんの
歓迎会をやってなかったから、
ハセクラさんに場所探しを
手伝ってもらったの。
夕方は忙しいから、
お昼でいいかな?
ここって人気のある所で、
いつも予約で一杯だから
ちょっと先になるけどね。
それとテーブル席がなくて
カウンター席なんだって」
「えぇ?そんなこと
考えてくれていたんですか?」
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