第11話  長い一日

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「ようはアホでした~って 言う所だよなぁ。 そのくらい無視する事が 出来れば楽なのに、 出来ないんだから…」 「朱里さん、 また机とお友達ですか? 仲良いですね」 カーテンを開けて 呆れたようなヨシキの声に、 ガクッと頭が落ちた。 「ほっとけ、弟子リットル~。 机にやきもち焼くなぁぁ」 「あ~ぁ、もう。 お酒が入っているわけじゃ ないんですから」 「酒なんか飲まないよぅ。 疲れただけだよ~」 「はいはい」 「…なんかムカつく」 いつもの軽口に 言い返そうとした所で、 ヨシキの方に お客さんが入ったので 会話は打ち切りとなった。
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